中国人民元の切り下げで起こりそうなこと

      2017/09/07

こんにちは、ゴルゴ31です。

上海株の乱高下、また始まりましたね。

8月18日の上海総合株価指数は6%安ですか、そうですか。

1日で6%安って日本ではなかなか起こらないんですが、あっさり下げてきますよね。

そして、8月19日はマイナス5%からプラ転ですか。

さらに20日は前日に折角プラ転させたのに3%以上のマイナスで推移。

冗談のようなマーケットですね。

でも、中国当局は大真面目なんでしょうね。

どうやら上海総合指数で3,600ポイント防衛ラインと決めているようです。

そこに近づくといつも急反発です。

このマーケットで先物取引でもやっていたら、さぞ楽しいでしょうね。

が、この防衛ラインを突破されるとどうなるか…?

何度もこのブログの記事で書いてますけど、中国の金融政策があまりの滅茶苦茶ぶりに驚きを通り越して、笑ってしまうくらいです。

 

しかし、この乱高下…今日もまた多くの銘柄を売買停止とかしてますね。

だからそれをすると余計に外資が逃げて行くっていうの。

外国人が買えない株だから関係ない!?

いやいや、中国国内のマーケットで起きていることで、共産党政府に都合が悪くなればゲームの途中でも勝手に一方的に自分たちに都合がいいようにルールを買えますよと拡声器で宣伝しているようなもんでしょう。(B株は外国人でも買えますよ)

まぁ、もっともWASPユダヤの外資系投資銀行なんかは中国政府の対策にちゃっかり乗っかって、ボロ儲けを企むでしょうけどね。

ちなみに、日本は1980年代のバブル生成と、その後のバブル崩壊で彼ら外資にいいようにやられましたけどね。

話を中国に戻しましょう。

そして株のみならず、中国人民元という為替に関してもです。

 

dlrmb0815

 

今日の主題

人民元の切り下げで起こりそうなことは何か?

です。

実はさっきの記事にも人民元の切り下げ後に起こりそうなことをざっくり書いているんですが、もう一度真剣に考えてみることにします。

まずは…

人民元はどこまで切り下がるか?

まず、マーケットでサプライズだった人民元の切り下げですが、実は1ドル約6.12元から6.4元になった「程度」なんですよ。

5%弱くらいの切り下げですかね~。

とは言え、人民元というのは管理通貨で固定相場制とまでは行かないまでも、短期間では狭いレンジでしか動くことがない通貨なんで5%はやっぱり大きいですね。

細かく見ますとまず、8月11日に中央銀行である中国人民銀行が「対ドルの中間レートの設定方法を変更する」と発表しました。

この11日の切り下げは1度限りの切り下げと発表されたんですが、いつものデタラメ?で3日連続の切り下げを行って一気に6.4元台ですね。

背景には今年7月の中国の輸出額が前年同月比で8%台の大幅ダウンです。

ちなみに6.4元というのは2011年以来約4年ぶりの水準です。

これをどれくらいにしたいのか?

う~ん、まったくわからないです。

元の水準に戻すかも知れません。

このまま切り下げの方向で行くかもしれません。

ドル元チャート見ていると、とりあえず次のターゲットは1ドル=6.8~6.9元くらいかな?

リーマンショック後の時期に、しばらくこれくらいの水準で推移していたところですね。

これ以上の切り下げを狙うならその辺でしょうか?

切り下げの目的は?

これは、中国政府の狙いは当然輸出増です。

輸出増をすることで自国の経済を立て直すという考えでしょうか。

何か当たり前すぎる感じですね。

しかし、AIIBなんかの構想を打ち立てて、基軸通貨への野望を見せていたんですが、これは一旦どこかに置いておくことになります。

日本もAIIBのメンバーに入らなくてよかったかな?今のところ。

とりあえず、中国政府としては今を「凌ぐ」のが最優先なのでしょう。

ただ、この先人民元安が既定路線になってしまったら、今現在中国国内に入っているお金が逃げて行くことになりますけどね。

人民元の価値が下がるということは、中国から見たらそういうデメリットもありますね。

諸刃の剣ですね。

もしかして、かなり切羽詰まっている?

さらにさらに人民元安になったらどうなるか?

中国の輸出はとりあえず増えますね。

その結果、日本の企業はちょっと困る。

その先は…

2つのパターンの結果が予測できます。

最初のパターン

最初のパターンは日本がバブルになったパターンです。

日本がバブルになったパターンというのは…

1 プラザ合意で急激な円高になった。

2 円高を是正するために低金利政策などの金融緩和を行う

3 低金利によって行き先を失った資金が株や不動産に流れ込んだ

4 買えばすぐに儲かるという現象が起きて、さらに拍車がかかった

日本の場合、簡単に言うとこんなことなんでしょうね。

1985年9月のプラザ合意後の日経平均株価が12,000円台からブラックマンデーを経て、わずか4年ちょっとで一気に39,000円近くまで行ったわけです。

で、中国がこの道を歩むかというと?なわけです。

理由は当時の日本とは何もかもが違いすぎるということです。

政治体制はもちろん違いますし、株式市場はあるけど外国人の投資には制限が強くあるし、為替は管理通貨制度だし、そもそも企業の「あり方」もメチャクチャ違う。

日本のバブルのようになる可能性は低いかな?

ということは…

2番めのパターン

の可能性が高そうです。

というのも、今の中国の経済状態がかなり悪そうです。

中国政府発表のGDPなんかはデタラメの数字でまったく参考になりませんが、二次産業(製造業)の電力消費量あたりは伸びていないらしいし…

ただ、三次産業(サービス業)の電力消費量は統計によれば強いらしいです。

輸出中心から内需型に転換中か?とも思えますが、どうでしょうね?

パクリ中心でコンテンツのパワーがない国が、製造業(といっても単純な組立中心ですが)の牽引なくして食べていけるのか?

ということですね。

ボクには中国はとっても悪くなっているようにも思えます。

なぜなら、中国政府による財政出動の話が聞こえてこないからです。

そして、バブル当時の日本と決定的に違うのは生産年齢人口でしょうね。

バブル当時の日本は団塊の世代がまだ40代でした。

戸籍のない人間がたくさんいる中国の生産年齢人口比率はよく分かりませんが、恐らく2015~2020年で減少に向かう状態というのは間違いなさそうです。

一人っ子政策取っている中国ですから、ひとたび少子高齢化しだしたら日本のそれとは比べ物になりません。

人民元の切り下げによる輸入品の値上がりと少子高齢化によるあせりで、他国の資源や技術、コンテンツをパクっていると見えなくもありません。

それはさておき、中国バブル崩壊に加えて生産年齢人口が急激な減少に向かう場合、一気にデフレ経済化するでしょう。

人民元安に誘導したら、輸入物価が上がるのでスタグフレーションの可能性も出てくるわけです。

かと言って、人民元を「切り上げ」すると日本が20年も苦しんでいるデフレですね。

もはや、通貨をコントロールする意義がなくなって

人民元は変動相場制に移行する?

可能性も考えられます。ただ、変動相場制なんかになったら、一党独裁はなくなるか…

いずれにせよ、中国は苦しい将来を迎えるのは確実でしょう。

それでは。

↓↓参考になったという方は↓クリックをお願いします。


金融・保険業 ブログランキングへ

 - ブログ, 為替

Show Buttons
Hide Buttons