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2016年2月の株価急落についての理由 | 賢く築く自分年金構築の秘訣

2016年2月の株価急落についての理由

      2017/09/12


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パーティは終わった。
そんな感じの声が聞こえてきそうですね。

何がってアベノミクスの株高に酔いしれたパーティです。

ご承知のように2016年に入ってからの相場は大荒れの展開です。

2月第2週の週間下落率はリーマンショック以来の水準です。

月曜日の終値には1万7000円台にあった株価が金曜終値は1万4000円台ですよ。

祝日が1日あったにも関わらずです…

つまり、たった4営業日でそれくらい下落してしまったわけです。

現時点(2016年2月13日)でアベノミクスが「終わり」かどうかは分からないんですが、今回の株価の下落についてちょっと考えてみましょうか。

まだ、アベノミクスという言葉はなかったんですが、起点となるのは民主党が政権を担っていた2012年11月。
11月の引値は日経平均株価は9400円台と1万円を切る低迷。

まぁ、これはその年に東日本大震災というのがありましたんで、民主党だけのせいにするのも可哀想なんですけどね。

ただし、民主党政権時の高値は2010年5月 1万1408円にとどまりますね。

そして、その前の自民党麻生政権時に日銀の総裁人事を政局化させて、自民党が推す総裁候補者に不同意を連発して結局、「インフレファイター」の白川全総裁が就任したのは民主党の責任ですよね。

まぁ、民主党の話はもういいか…

で、そこから倍以上の2万円をこす水準まで到達しました。

2015年8月高値 2万946円ですね 
しかし…です。
その水準を戻り高値にして、中国問題が勃発。

その後には何とか持ち直したかのような動きもありましたが、2016年2月に入り決壊したかのような大幅安。

そもそもが2016年に入ってから世界的株安の波に飲まれたような感じなんですけどね。

よく言われている原因は、

①原油とシェールガスの値下げ合戦

産油国は自国のキャッシュを確保しようと、「産油国ファンド」を現金化したということです。

ファンドなんで当然株式で運用している部分がありますから、売り要因になります。

原油とか産油国とかシェールガスの問題はチキンレースの様相を呈しているんで、どっちかが潰れるまでやるんでしょうね。

コストの高いシェールガス側が先に潰れるんでしょうけど、シェール関連企業もNY市場に上場している会社もあるんで、これのうちのどれかが倒産でもしようものなら、そりゃあインパクトが有りますよね。

②中国問題

2015年8月の急落要因ですね。

一旦は落ち着いた感じなんですが、根本から解決したわけではありません。

したがいまして、今後もゴタゴタしそうです。

中国共産党の発表する情報がほとんど信用できませんから、一体いつ収束するかもよく分かりません。

③ドイツ銀行問題

なんか個人的には突然降ってわいたような印象でした。
2月第2週にドイツ銀行の問題が表面化したことです。

債券の利払ピンチとのことでした。

で、その債権というのがCoCo債券というやつです。

CoCoといえば、カレーやシャネルというだけじゃあ、なかったんですね。

恥ずかしながら、CoCo債券という言葉は初めて耳にしました。

それはさておき、この問題が報道されてドイツ銀行の株価は急落。

いえ、ドイツ銀行にとどまらず世界のマーケットが低迷しました。

まぁでも、考えてみればCoCo債なんて変形の転換社債のことなんで、利払いが苦しくなれば発行体の都合で強制的に株式転換できるという実に都合のいい債券でこれによってドイツ銀行が苦境に立つのは考えにくいわけです。

まぁ、そういうことが正しく伝わったのかどうなのかは分かりませんが、金曜日の欧州金融株は強烈な戻し相場になりました。

これで落ち着くか、はたまた別のところから爆弾が炸裂するかは今のところ分かりません。

翻って、我が日本市場はどうでしょうか?

日経平均株価をちょっと見てみましょう。

日経225平均株価の水準について

ファンダメンタル面

PER(株価収益率)12.97倍

PBR(純資産倍率)0.99倍

配当利回り 1.95%

テクニカル面

騰落レシオ 5日 26.11

騰落レシオ25日 57.72

ボリンジャーバンド -3σ 1万4935円 

1つ1つの指標を解説していると1記事が書けるくらいのボリュームがあるかもしれません。

ちなみに、PER,PBRに関しては以前書きましたので↓そちらをご覧ください。

10秒で株価を見極める2つのポイント

まぁ、一言で言うと売られすぎですね。

結局、この数日の下げはデリバティブが大いに影響していると思うんですよね。

一言でいうとヘッジファンドの仕掛けですね。

なので、ちょっと実態を反映していない感じもしますね。

配当利回りなんて2%近くありますからね。

片や10年国債でも0.1%を切る利回りしかありませんから…

もっとも、景気が悪化して業績の下方修正と減配なんていうことが相次げばもちろん前提条件は変わりますよ。

そんなことを言っていたら、いつまでたっても勝負は出来ないんですけどね。

余力がある人は是非どうかと思って今回は書いてみました。

まぁ、時間がない中で書いてみたんで今日はこんなところで。

それでは。

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