第2のリーマンショックになるのか?アベノミクス相場、最近の動きがヤバイ
2015/08/27
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こんにちは、ゴルゴ31です。
これを書いているのは、8月26日の午前中です。
25日の相場は前引けのプラ転は何だったのか、結局今日の安値圏にちかい水準での引けになりました。
▲733円の17,806円で終了です。
日経平均の水準は17,700円台、半年ぶりくらいの水準ですね。
心理的節目である18,000円も大きく割り込んで終了ということですね。
次のサポートラインの17,000円が視界に入ってきまていす。
欧米も上げたり下げたりで、まだまだ落ち着きを見せていません。
東京市場もこの数日間を見ると、なかなかきつい下げです。
これは中国に端を発しているのは、言うまでもありません。
上海総合株価指数も3,000の大台割れです。
しかし、25日前場のプラ転に釣られて買いを入れた人も少なからずいるかもしれません。
とんだ「騙し上げ」でした。
これからどうなるのか?自分の頭で考えてみますが、さっぱり分かりません。
リーマンショックから7年経っているので、あのクラスの危機が起きても何も驚きません。
また、世界各国の政府の経済対策や金融政策がうまく行って、より株価が上がるかもしれません。
要するに、全く分かりませんと言うことです。
ただ、今年の6月末時点と今を比較すると完全に相場の前提条件が変わってしまっています。
中国のバブル景気が完全に剥がれてしまいました。
日本の企業も中国の旺盛な消費を見越しての今後の好業績予想でしたから、ガラリと将来の予測が変わりそうです。
地合いはかなり悪化しているのには、間違いなさそうです。
2012年末から続いた安倍政権に端を発した「アベノミクス相場」は終わりを告げた可能性が大きいですね。
個人的には7月から上海の急落で環境が悪くなりそうなのに、売り(ショート)ポジションを取ってなかったのが悔やまれます。
ちなみに、ボクは今現物株は一切持っていません。
プットオプションでも仕込んでおこうかと思っていたら、あれよあれよの下げでした。
今週中に日経平均で17,000円を割ると、しばらく2万円台への回復はないと予想しています。
もしも、19,000円台に近づいたらドンドン先物でも売っていこうか、とも思っています。
ただ、まぁ将来のことを予想するのは非常に難しいわけで…落ちると分かっていたら当然、政府も対策を打ってきますしね。
ここは謙虚に過去に学ばせてもらわないといけないと思いますね。
<リーマンショック時の推移>
・2007年8月 18,295.37円
同年3月に迫る戻り高値。
起点は2003年5月 メガバンクの不良債権処理に追われていた小泉政権時の最安値は7,603.76円。
ここを底に2007年8月までの長期上昇相場に突入します。
足踏み期間を入れると約4年2ヶ月に及ぶ上昇です。
つまり、2003年5月から2007年8月まで4年2ヶ月に及ぶ上昇トレンドに突入したわけです。
この間で株価は約2.4倍になりました。
<アベノミクス相場の上昇局面>
安倍政権の前の政権である民主党の野田政権で衆議院解散の約束をしたのが2012年11月でした。
従いまして、2012年11月をアベノミクス相場の起点として考えてみようと思います。
で、その2012年11月の月初営業日の寄付き値が8,931.71円ですね。
そして、2015年6月高値が20,952.71円。
期間にして2年7ヶ月です。
2.35倍です。
比較してみます。
前が2000年代の上昇相場、後ろがアベノミクス相場です。
<期間>
4年2ヶ月→2年7ヶ月
<底値からの上昇倍率>
2.41倍→2.35倍
ですね。アベノミクス相場は期間は短いですが、上昇倍率は近い数字ですね。
今回の相場はより短期間で上昇したとも言えます。
<平成バブルとの比較>
1980年代後半の大相場を「平成バブル」と呼ばせていただくと、だいたいこんな感じです。
ちなみに、バブルの時はプラザ合意直後の1985年10月をバブルの起点、1989年12月を頂点とすると
上昇期間4年2ヶ月、そして株価は3.06倍です。
この時はブラック・マンデーという危機にさらされながらの数字です。
山は1周り大きいですね。
<ITバブルとの比較>
前述した2つの活況の相場にあわせてもう1つ、ITバブル
比べてみると、上昇倍率で1.63倍ですね…
なんかちょっと違う…
ああ、ITバブルといえば本家NASDAQですね。
と言うことで、NASDAQのITバブルを参考までに書いてみます。
ITバブルの出発点は1995年の4月。
まぁ、どこを出発点にするのかが難しいわけですが、米国ヤフーの上場したのと同時期にしてみました。
そして、ピークは2000年3月です。
4年11ヶ月で6.3倍になっているわけです。
これは、とびきり大きく険しい山ですね。
<下落局面の考察>
平成バブルの場合
1989年の大納会に史上最高値38,915円を付け、25年以上経過しても未だに上回れない水準です。
底値は1992年8月。
旧ソ連保守派が起こしたクーデターに端を発して東京市場も急落しました。
月曜日に起こったこの急落、1987年10月のブラック・マンデーに対してレッド・マンデーと一部には呼ばれたりしました。
底値 14194.40円
まで、高値から
下落期間 2年8ヶ月
をかけて、
下落率 ▲64%
しました。
リーマンショックの場合
実はリーマンショックと言われる下落なんですが、その発生の1年1ヶ月前をピークに急速に株価が下がりだしています。
つまりその1年程度前に頂点に達した相場がリーマンショックでダメ押しになったという感じですね。
底値 6994.90
下落期間 1年4ヶ月
下落率 ▲62%
ITバブル(NASDAQ)
番外編として本家ITバブルのNASDAQですね。
今ではダウ工業株の方に行った、マイクロソフト、アップルなんかが元々いました。
そして、グーグル、フェイスブック、ツイッターのような綺羅星のごとくの企業の数々。
もちろん、その他超有名
そのNASDAQのITバブル崩壊過程はこうです。
バブルが大きかった分より時間をかけて大きく崩れました。
底値 1108.49ドル
下落期間 2年8ヶ月
下落率 ▲78%
3つのバブルを見ると、形成から崩壊まで大体こんな感じですかね。
これを見て、あくまでも私見なんですが
アベノミクス相場は崩壊過程に入った
かも知れません。中国不況の影響から企業業績が悪化の可能性が出てきました。
そして、崩壊過程ならこれから1年~1年半位の時間をかけて
1万円割れを目指す…?
かな??
ただ、それを否定する株価を押し上げる材料はもちろん、あります。
・企業業績が好調
・財政出動や金融政策など政策や公的資金の後押し
が期待できることです。(民主党政権時にはこれがほとんど期待できなかった)
ネガティブな意見はあくまでも、過去の数例からの経験則なんですが。
ボク個人は今、ネガティブ意見80%くらいの感じなんで
2万円台以上の上値は重い
のは間違いないでしょう。
ポジションがある人は戻りは売り、
ポジションがない人は、もしも
1万円割れとかの場面が出現したら買いましょう。
1万円割れとか大胆な予測を書いてしまいましたが、これ…さすがに外れるかな?
それでは。
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