「白タク」が変える日本の未来
2015/10/31
Warning: Use of undefined constant ‘full’ - assumed '‘full’' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/ggolgo31/www/31/wp-content/themes/giraffe/single.php on line 46
こんにちは、ゴルゴ31です。
まずはお知らせです。
ブログタイトルをマイナーチェンジしました。
以前はゴルゴ31の投資研究所「2」を名乗っていたのですが、今回から投資研究所「Beyond」に変えてみました。
ビートたけしこと北野監督のアウトレイジの2作品が好きだからです。
ついつい、何度も見てしまう不思議な魅力を持った映画ですね。
ちなみになぜ「2」かというと、元々はアメブロ発祥だからです。
ということは、アメブロの方は今でもあるので「本家」にするべきか「元祖」で行くべきか、はたまた「初代」か?悩むところです。
そんなブログのタイトルなんか別にどうでもええやん、というツッコミが聞こえてきそうですが、まさにそのとおりです。
誰にも気づいて貰えそうにないので、あえて報告しておきますね。
そんな米粒みたいな小さなことはさておき、ちょっと気になるニュースがありますね。
米国による「中国が勝手に領土と主張している」人工島への接近ですね。
勝手にどんどんと自国の領海拡張し、それを主張する中国の厚顔さにはあきれますね。
それに対する米国の牽制と圧力による一触即発の事態。
先制攻撃など中国にできるはずもないのですが、もしもの事態が起これば中国共産党は崩壊でしょうね。
万一の自体が発生すればその過程で、世界の株式市場に動揺が走るのは間違いないでしょう。
目を我が国の報道に向ければ、ほんの数日前に関西のローカルTVで米軍の南シナ海への派遣はないと自筆のテロップまで出して言っていたアホなコメンテーターがいましたが、一体どういう風に問題を把握しているんでしょうか?
おそらく、「戦争反対」という自分の信念を事態に投影でもさせているんでしょうか?
自分がテロップに「米軍は中国の人工島へ近づかない」とでも書けば、戦争が起こらないとでも思っているんでしょうか?
もちろん、何を思うのも個人の勝手なことは言うまでもありません。
ただし、放送波という国民の財産を使い、自分の願望を垂れ流すというのはどうでしょうかね。
「ミュンヘン会談」という歴史を知っているのなら、ここでもしも米国が弱腰になると、遠くない将来にはより大きな戦争への火種になるとということは誰でも気づきそうですけどね。
まぁ、それにしても中国も随分大胆ですよね。
国力の増大で舞い上がっているんでしょうけどね。
ちなみに中国の2014年のドルベース名目GDPは25年前のそれと比較して約37倍です。
37倍ですよ。3.7倍じゃないですからね
日本のドルベース名目GDPは25年間かけてたった1.17倍ですからね。
ほとんど変わってない…orz
先進国病?
違うと思いますよ。
同じく米国で3.08倍、ドイツ2.42倍ですからね。
日本も本当なら今頃にはGDP1000兆円くらいは軽く行ってないとおかしいんですよ。
1000兆円くらいあると社会保障問題とかはもうちょっと違っていたと思います。
面白そうなんでGDP1000兆円がどんな世界か書いてみますね。
あくまで仮定というか想像ですよ。
・日経平均株価 5~6万円
・為替(円ドル)130円~150円くらい?
・長期金利 2~4%
・年間国税収入 100兆円
・大卒初任給 40万円
・生涯賃金 5億円
・都市部の最低時給 1,800円
・戸建て平均価格 7000万円
・牛丼(並盛) 700円
・ビッグマック(単品) 700円
・スタバのコーヒー 600円
こんな感じかな?
給料も上がりますけど、物価も随分上がるでしょうね。
でも、国際的コモディティ商品でもある家電・自動車・PC(スマホ)あたりなんかはあんまり現状と価格が変わらないはずなんで、いまよりワンクラス上の車をみんな3~5年おきに乗り換えしてたり、でかい液晶テレビもどんどん買い換えしたりして…
それが、現状は若者が結婚ができない、車が持てない…
バブル崩壊(ハードランディング)というイベントがあったんで、こうなっているんですけどね。
ちょっと脱線しました。
他国の話に戻りますけど、ドイツは東ドイツを併合した時期に重なるんですけどね。
でも、東ドイツというお荷物を抱えながら頑張ったと言えなくもないですよね。
25年前と比較するとそういう状況です。
で、その25年前は日本がバブルに沸いていた時期ですね。
まだ、バブルは崩壊していませんよ~。
で、ちょっとだけ昔話をさせていただいて、いいっすかね?
その時、ボクは三流大学の学生で東京にいました。
自分の飲み代を稼ぐためにどうせなら酒があるという理由だけで新宿・歌舞伎町で水商売のバイトをしていたわけです。
で、お客さんには中小企業の社長さんなんて大勢いたわけですね。
そういうお客さんは羽振り良かったですね~。
ボクなんかにも1万円札とかのチップをくれてましたからね。
でも、学生なんでね。
一人暮らしの住んでいるところは家賃の安い郊外なんですよ。
バイト終わって、更に飲みに行ってって…電車は当然なくなるわけで、「タクシーで帰るかな」ってタクシーを拾おうとしても捕まらないんですよね。
皆さんもあの時代を生きて来られたとしたら覚えてますか?
あの、タクシー乗り場での長蛇の列。
タクシーに乗れるまでに小1時間くらいかかってましたよね。
懐かしいっすね。
でも、この記憶が遥か遠くに飛んで行くような事態が進行中です。
なにが?ですが…
とりあえず以下に週刊ダイヤモンドの記事を転載しますね。
10月20日、規制緩和などについて議論が交わされる政府の国家戦略特区諮問会議が開かれた。そこでバスやタクシーなど公共交通手段が少ない過疎地において、一般ドライバーがマイカーを使い、客を有料で送迎する「ライドシェア」のサービス解禁が検討されることになった。
これまでお金の支払いを伴う運送サービスを無許可でやろうとすれば、それは違法な「白タク行為」と見なされてきた。しかし今後は「過疎地などの観光客の交通手段に、自家用車の活用を拡大する」(安倍晋三首相)との方向性が打ち出されたことで、まず国家戦略特区に限定して実現される道筋が見えてきた。
メリットとしては、2020年に開催される東京五輪において、日本を訪ねる観光客へのサービス向上や、地方の高齢者の「足」として買い物や通院を支えることがうたわれている。人口減少による交通インフラの不足を、ITと「シェアリングエコノミー」の発想によって支えようというわけだ。
そして実は今回の決定を最も歓迎しているのは、14年3月に日本市場参入を果たした米ウーバーに違いない。
~後略~
出展:週刊ダイヤモンド
上にいくつか重要なキーワードが載っているんですよね。
「ライドシェア」「シェアリングエコノミー」「ウーバー(Uber)」ですわ。
ついでにもう1つ付け加えると「白タク」ですね。
ボクは保守的オッサン体質なんであんまり目からうろこは落ちないんですが、この話を聞いた時は衝撃でしたよね。
一見、関係ないんですけど、ITのざっくりした変遷からちょっと見てみましょうか?
初期マッキントッシュのドシロウトでもわざわざややこしいコマンド・プロンプトを入力しなくても、マウスをクリックするだけでコンピュータが動く、そういう時代からいろいろなフェーズを経て現在になっています。
そのMacの次に大きな衝撃はWindows95とインターネットの親和性でしょうか?
家に居ながらにして海外サイトからどんどん新しい情報を得られるとか、見ず知らずの人とチャットとかで会話を楽しむとか、一般的になってきたのはこの頃からだったと思います。
覚えてます?夜中に電話回線をつないでいたあの頃ですよ。
ちょっとした動画をダウンロードするだけで2~3時間。
みんな、辛抱強く待ったもんです。
電子メール送るのに切手代いくらかかるん?の時代ですよ。
フロッピー・ディスクで必死で何でも保存していたあの頃ですね。
おっと、懐かしすぎて脱線した。
で、自分的にはこの話を聞いた時にはその時以来の衝撃でしたね。
ビジネス・モデルというか仕事のあり方そのものが根底から覆る、メガ級のインパクトがある話ですよ、これは。
日本でも「白タク」という規制の壁が邪魔をして、「ハイヤー」くらいしかこのサービスが使えないんですが、過疎地からでも「白タク」解禁して行ったらすごいかも…
というか、上のダイヤモンドの記事は白タク解禁まで言及しているんで、場所を選びながら解禁していくんでしょうけどね。
まぁどうも、一人で騒いでいる感があるので、ウーバーのビジネス・モデルを少し解説しておきますね。
スマホのGPSをonにしてウーバーのアプリを起動します。
これで現在地にドライバーを呼び寄せてもいいし、場所を指定してドライバーを呼び寄せてもいいんです。
日本では規制があってタクシーなど2種免許を持った人じゃないと、人をおカネをとって運べないんですが、本家米国はそんなの関係ないですね。
そうそう、米国の場合さっきのウーバーアプリにドライバーの顔写真や車種、車の写真が出てきますので…
それに加えて、ユーザー評価なんかが出てきますからね。
安心感高いでしょ?
あと、ウーバーアプリにクレジットカードを事前登録するんで、ドライバーと利用者のおカネのやり取りもありません。
・GPS付きモバイル端末
・キャッシュレス
・相互評価
ウーバー、それ自体が個人やスモールビジネスをつなげていくという意味で革新的だと思うんですが、上の3つ(モバイル端末、キャッシュレス、相互評価)を組み合わせることによって いろんな可能性が広がりますよね。
今の日本のキーワードである民泊とか「教えたい人」と「学びたい人」、「預けたい人」「預かってもいい人」を結びつけるとか…いくらでもアイディアは出そうです。
日本の場合、規制との戦いになりそうですけどね。
でも、考えてみてくださいね。
さっき、日本のGDPの伸び率が異常なまでに低いと書きました。
中国は比較にもならないんですが、米国やドイツに比べても遥かにこの四半世紀の経済は伸びていません。
バブル崩壊が原因と書きましたが、供給者サイドばかり配慮する規制も原因かもしれません。
既得権益化して活力が生まれませんからね。
現状をほとんど変えずに低成長で行くのか、チャレンジするのかは結局日本人自体が決めることになります。
我々は今、すごい時代にいるのは確実です。
↓↓参考になったという方は↓クリックをお願いします。